鵞足炎

このようなお悩みはありませんか?
  1. 膝の内側が痛む
  2. 膝の曲げ伸ばしで痛む
  3. 歩いたり走ったりすると痛む
  4. よく足を組む
  5. 普段から重心のかけ方に左右差がある

鵞足炎とは?

鵞足とは、太ももの内側から膝についている「縫工筋」「薄筋」「半腱様筋」という、3つの筋肉の腱が鵞鳥(ガチョウ)の足に見えることから鵞足と呼ばれています。鵞足炎は、その筋肉の腱に炎症が起こったものです。

鵞足炎は、走るスポーツでよく見られるオーバーユースによるスポーツ障害とされています。

最近では、健康のためにウォーキングやランニングをする方が増えたため、幅広い年齢の方にもよく見られます。

また、立ったりしゃがんだり膝の曲げ伸ばしが多い主婦にも多く見られます。

鵞足炎の原因

一番の原因は、スポーツや日常生活などで膝の曲げ伸ばしのし過ぎ(オーバーユース)による腱の擦れになります。

ランニングやウォーキングなどの低負荷の運動でも起こり、強度よりも繰り返し加わる摩擦により起こります。

その為、立ちしゃがみが多い主婦や、保育士さんなどにも多く見られます。

また、骨盤の歪みやX脚など身体の歪みによる負担がかかりやすい環境も大きく関わっており、同じ生活をしていても「痛む方」と「痛まない方」がいるのはこの部分も影響していると言われております。

鵞足炎の症状

膝の内側に痛みが出ます。

運動時や押したときに痛みが出やすいですが、悪化すると何もしていなくても痛みを感じるようになります。

日常生活では、椅子や床からの立ち上がりや階段で症状を感じることが多いです。

◎鵞足炎と似た症状の疾患

変形性膝関節症

・タナ障害

アプローチ方法

症状を改善させる方法は大きく分けて3つです。

【①セルフケア】

鵞足を構成する筋肉をストレッチする。

《メリット》

・自宅で簡単にケアできる

・治療費がかからない

筋肉が硬いと擦れやすくなり炎症が落ち着きにくいです。

そのため、筋肉の柔軟性を高めることで、炎症部分の負担を減らし悪化を防ぎます。

しかし、痛みが強く運動や日常生活に支障が出ている場合には、セルフケアだけでは改善しにくいです。

痛みが出てきて数日、治らない方またはどんどん悪化してきている方はできるだけ早く専門家に相談した方が良いかもしれません。

【②病院で治療する】

画像による診断や薬物療法による除痛治療を行う

《メリット》

・骨に異常がないか確認できる

・痛み止めなどにより一時的に除痛できる

画像により確実に確認したいという方は病院でレントゲンやMRIを行う必要があります。

また、どうしても安静にできないという緊急の予定があり痛み止めを希望される方は病院で診断を受ける必要があります。

病院では、痛み止めの処方か保存療法(自然治癒を待つもの)が一般的なアプローチであり、早期改善させるアプローチ方法はありません。

【③鍼灸整骨院・整体院で治療する】

鍼灸治療で消炎・鎮痛しながら、負担をかけている関節を矯正し負担がかかりにくくする。

《メリット》

・炎症の早期回復を促す治療で改善しやすい

・歪みの軽減により負担が軽減し改善しやすい

・関節の使い方の正常化により再発防止

筋肉や歪みによる症状を早期改善するなら鍼灸を行いながら矯正を行える治療院がおススメです。

一時的な除痛を目的とした痛み止めは、最も除痛に効果的です。

ただ、早く治るわけではなく一時的に痛みを感じさせなくしているだけなのです。

一方で、鍼灸治療は鎮痛効果もありつつ組織の修復にも作用するものになります。

痛みが全く感じなくはなりませんが緊急の予定がなく、できるだけ早く改善したい方はこちらがおススメです。

また、骨盤や股関節、膝などの歪みにより負担がかかりやすくなるため、損傷部位の治療に加えて同時に歪み矯正を行い日常生活での負担を軽減させることで治癒の手助けを行うだけでなく再発防止にもつながります。

※当院では、接骨院・鍼灸院で施術する際に必要な資格をもっているスタッフが常駐しているので安心して治療を受けることができます。