過敏性腸症候群(IBS)

- 3日以上にわたって腹痛や不快感が繰り返す
- 排便によって症状がやわらぐ
- 通勤や通学の途中で腹痛に襲われる
- 下痢または便秘を繰り返す
- 緊張すると腹痛が起きる
過敏性腸症候群とは

腹痛や便秘、下痢などの症状が長期にわたり続いているのに、検査をしても異常が見つからないという炎症とかがあるわけではなく機能自体に異常がある状態です。
過敏性腸症候群は先進国に多い疾患であり、20~40代で多く発症します。
便秘や下痢を繰り返すことによって仕事や学校などに著しく支障をきたすことがあり問題となっています。
過敏性腸症候群の原因は?
過敏性腸症候群の原因は明確にはわかっていません。
ただ、感染性腸炎の後に発症する方が一部いらっしゃるので、腸の免疫異常が関係している可能性もあります。
また、緊張やストレスによって症状が出現することから、脳が異常な反応をしているために腸が過敏になっているのではと言われています。
過敏性腸症候群の症状

過敏性腸症候群には分類があって、「慢性下痢症候群」、「不安定型」、「分泌型」の3つに分けられます。
【慢性下痢型】
緊張や不安があると便意を催し激しい下痢の症状が現れます。
【不安定型】
腹痛や腹部の不快感に加え下痢や便秘を数日ごとに繰り返します。
【分泌型】
強い腹痛が続いた後に大量の粘液が排出されます。
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一般的な治療方法

一般的には生活習慣の改善をベースに食事、運動、薬物の療法を組み合わせて行う。
食物繊維を積極的に摂取したり適度な運動を行うことで腸の働きを整えます。
薬物療法ではセロトニンのコントロールをしたりします。
当院でのアプローチ

当院では鍼や矯正により治療を行っています。筋肉と内臓の働きは関連があり、内臓体性反射や体性内臓反射というものがあるようにお互いに反応しあう関係になっています。
そのため、身体の反応点に正しい刺激を伝えてあげることで内臓に反応を出す事も可能なのです。自律神経の調整も同時に行うことができるのでより効果的になります。
ピラティスは姿勢を整えるための運動になるので不良姿勢による腸の圧迫や血行不良を解消することで腸内環境を物理的に改善することにつながります。