起立性調節障害

このようなお悩みはありませんか?
  1. 朝起きられない
  2. 午前中は体調がすぐれない
  3. 立っていると具合悪くなる
  4. めまいや吐き気が起こりやすい
  5. 入浴時やストレスを感じたときにひどくなる

起立性調節障害とは?

立ち上がった際に脳や身体への血流が低下することで様々な症状が現れる疾患です。

起立性調節障害は、思春期前後の小児に多く見られます。

朝なかなか起きることができず、だるさや頭痛を訴え、立っていると気分が悪くなります。

特徴として午前中に症状が強く、午後には回復することが多いです。

発症しやすい年齢や症状から、仮病や夜更かしによるものと勘違いされることがあり、小児にとっては大人に理解されないということで精神的な負担になることも多い。

起立性調節障害の症状・診断項目

① 立ちくらみ、めまいを起こしやすい

② 立っていると気分が悪くなり、ひどいと倒れる

③ 入浴時や嫌なことを見聞きすると気持ち悪くなる

④ 少し動いただけで動悸や息切れがする

⑤ 朝なかなか起きられず、午前中に調子が悪いことが多い

⑥ 顔色が青白い

⑦ 食欲がわかない、食べても気分が悪くなる

⑧ へその周囲の痛みを訴えるときがある

⑨ 倦怠感(だるさ)あるいは疲れやすい

➉ 頭痛が起こりやすい

⑪ 乗り物に酔いやすい

これらの項目のうち3つ以上当てはまる場合、または2つであっても症状が強い場合には、起立性調節障害を疑います。

起立性調節障害が起こるメカニズム

本来、座っていたり寝ていたりする状態から立ち上がると、重力によって血液が下半身に流れるため、心臓へ戻る血液量が減少し血圧が低下します。

血流を調節しているのは自律神経であり、急激な低血圧状態を防ぐために自律神経系のひとつである交感神経が働き下半身の血管を収縮させ、心臓へ戻る血液量を増やすことで血圧を維持します。

しかし、自律神経の機能が低下した結果、このメカニズムが作用せず、血圧が低下したままの状態になり脳の血流が減少するため多彩な症状が現れます。

当院でのアプローチ方法

当院では、鍼・整体・ピラティスを組み合わせた施術でアプローチします。

鍼によって首の緊張を緩めたり、ツボを使い体内のバランスを整える事は自律神経にとても相性の良い良い刺激となります。
鍼が初めてという方にはまず1番細いものを使用します。
ほとんど痛みを伴いませんのでご安心ください。

また、整体とピラティスを併せて施術する事で姿勢の改善も行います。
姿勢が変われば身体の使い方が変わります。
正しく身体を使うことで筋肉の緊張が起こりにくい状態にする事が出来るので、自律神経の乱れも生じにくくなります。

そうすることで、血圧の調整に重要な自律神経を正常な状態に導きます。

また、ピラティスにより下半身の筋肉を使用することで筋ポンプ作用が働きやすくなり、症状の改善にも期待できます。