産後うつ

このようなお悩みはありませんか?
  1. 気分が落ち込み意欲がわかない。
  2. イライラしやすい。
  3. 食欲がなくなった。
  4. 睡眠にトラブルが出る。
  5. 涙が出やすい

産後うつとは?

出産後に現れる心の病気です。

赤ちゃんに対して愛着がわかなくなったり、ネガティブな感情になりやすく食事や睡眠などにトラブルが生じ、心身共に不調が現れる状態。

一般的には、産後数週間後から起こりやすいです。(特に3~6カ月以内に発症することが多い)

出産後10~20%程度のお母さんに産後うつの症状が現れると言われています。

過去にうつ病や双極性障害(躁うつ病)にかかった方は症状が現れやすいと言われています。

症状

・ネガティブ感情(悲しくなったり、怒りやすくなる)になりやすい

・疲れやすくなる

・睡眠障害(過眠または不眠)

・パニック発作

・食欲異常(過食または減退)

・子供への関心の喪失

・母親としての資格があるかと考える

・自殺念慮

この中に当てはまる項目が多ければ多いほど、産後うつの傾向が強い可能性があります。

2週間以上続く場合は注意が必要になります。

◎似た症状の疾患

パニック症候群

更年期障害

自律神経失調症

不眠症

慢性疲労症候群(CFS)

原因

産後うつの原因は様々な要因からなり、肉体的なストレスや精神的なストレスが組み合わさりなることが多いです。

【①睡眠不足や身体的な疲労】

出産後の女性は思っている以上に体に負担がかかっています。

そのため、回復にはかなりの日数が必要となります。

しかしながら、育児により授乳やおむつ交換、洗濯や家事も増えることにより出産前より睡眠時間が減るのにもかかわらず身体の負担が増えるのです。

睡眠不足に加えて運動のやり過ぎによるオーバーユースに近い状況です。

【②プレッシャーやストレス】

赤ちゃんを相手するので今まで以上に気を使います。

なにもわからない状態であり、話が通じない赤ちゃんと生活することはどうしたらよいのかわからなくなりうんざりしてしまう方も少なくないようです。

さらに、夜泣きやその他育児について近隣の方々や義父母からの目線などがプレッシャーとなって精神的に追い込まれることもあります。

【③女性ホルモンの変化】

妊娠時は女性ホルモン(エストロゲンやプロゲステロンなど)が増加します。

しかし、出産後は通常時のホルモン量に戻すため女性ホルモンが急激に減少します。この体の変化により自律神経が乱れて様々な変調が起こるのです。

【こんな人もなりやすい!?】

・まじめで責任感が強い

・心配性

・完璧主義

・精神的な病気にかかったことがある

・人間関係(家族も含めて)がうまくいっていない

・マタニティブルーがあった

当院での施術

一般的な治療方法は、精神療法や抗うつ薬などの対症的に症状の緩和を図りながら精神的・肉体的に休養を取っていく方法がメインとなってきます。

当院では、鍼灸治療や姿勢矯正、ピラティス(運動療法)にて改善を目指しています。

【①姿勢矯正】

姿勢と精神状態には関連があり、落ち込んだ時には猫背のようになり下を向いてしまいます。

逆に胸を張り顔をあげて生活することで日光を浴びやすくなり幸せホルモンであるセロトニンの分泌につながります。

また、酸素を多く吸うことができるようになるので自律神経を整えることにもつながります。

【②鍼灸治療】

鍼灸治療には、WHO(世界保健機構)も認めた効果が期待できます。

経穴(ツボ)治療には神経的なものから自律神経などあらゆる疾患に効果があるとされています。

特にホルモンと自律神経の関係は深く、どちらにも治療効果があると言われている鍼灸治療を行うことで身体の内部を直接アプローチすることで根本部分への治療になります。

【③ピラティス】

ピラティスは身体(関節)の使い方を正常化する動作が多いです。

そうすることで姿勢だけでなく呼吸も正常な状態に導き自律神経に対しても良い効果があります。

さらに、身体を動かすことでドーパミンやセロトニンなどの幸福感を与えてくれる物質が脳に作用し気分を調整し気持ちの落ち込みを防ぎます。

これらの副作用がない治療により身体の内部・外部ともに健康な状態に導いていきますので

薬に抵抗があるまたは肉体的にも健康になりたい方はまず一度ご相談ください。